製缶とは、分厚い鉄やステンレスの板に切断・曲げ・溶接などの加工を施し、容器やフレームなど立体的な筐体を作り出す金属加工の一種です。当社では主に、特装車や建設機械の部品を製缶加工で仕上げています。個々の製品は加工精度の高さ はもちろん、屋外での長期使用や高荷重に耐えるため、強度や耐久性が要求されます。
- ひと口に鋼材(鉄板・鉄骨)と言っても、素材の種類や厚さ・長さなどさまざまな種類があり、また、製缶加工で仕上げる部品の種類・用途も多種多様です。鋼材の製造・加工に携わる技術者にとって鉄は、時に「生き物」にも例えられ、原材料の産地や日々の天候によって品質に違いが生じます。品質管理が重要なのは言うまでもありませんが、例えば、ねじれが生じた長尺物の鉄骨などはその取り扱いや加工に長年の経験やノウハウ、熟練した技が欠かせません。
- 「高度な技術力を有するプロフェッショナル集団」を自負する当社は、ベテラン技術者一人ひとりが培った手技を、若い世代へ伝承する取り組みを続けてきました。技術の伝承は社風の一つとして長く受け継がれてきましたが、従来のものづくりにおける「勘」や「感覚」の部分をもっとわかりやすく、多くの人に伝わりやすくするために、人材育成の一環として生産工程の見える化やマニュアル化に取り組んでいます。
鋼材の一次加工から製缶・板金・機械加工に至るまで、ワンストップで受け入れられるキャパシティーの大きさが当社の強みです。また近年、生産性の向上と品質の安定化を図るため、溶接ロボットを導入。一貫生産体制をさらに拡充し、クライアント企業の多様化・複雑化するニーズに応えていきます。
- 当社はメーカーの一次下請けとして、クライアント企業の厳密な品質管理基準を維持し、高度な要求にも柔軟に対応してきました。独自の品質保証方針として、(1)クライアント企業の立場に立った品質の確保を行うこと、(2)法令と契約を遵守すること、(3)全数良品を実現する品質システムの確立と維持を図ること、(4)全部門・全員参加で品質の作りこみを行うこと、以上の4項目を掲げ、全社一丸となってわが国のものづくりを支えています。
- 当社は創業以来、クライアント企業のさまざまな要求・要望に応えるために、製造現場のスペックの拡充を図ってきました。溶断やレーザー切断、穴あけ・曲げ・切削など機械加工に必要な設備と技術を有し、鋼材の加工においては「作れないものは、ない」と言える、国内有数の一次下請けを目指しています。
当社は、最新鋭の五面加工機を使用し、高精度かつ高速な部品加工を行っています。五面加工機は複雑な形状や立体的な部品の総合的な加工ができます。また、高精度な加工が可能であり、微細な部品や曲面部品の製造にも最適です。特装車や建設機械に用いる部材の製造をはじめ、クライアント企業様の多様な要望を実現します。
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- 最大切断板厚(25㎜)
- 最大加工寸法(1,550×3,070㎜)
- 自動ノズルチェンジャー付
- パレットチェンジャー付
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- 最大切断板厚(16㎜)
- 最大加工寸法(1,550×3,070㎜)
- 自動ノズルチェンジャー付
- パレットチェンジャー付
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- 最大切断板厚(22㎜)
- 最大加工寸法(1,550×3,070㎜)
- 自動ノズルチェンジャー付
- パレットチェンジャー付
- 角パイプ切断・スケッチ材加工対応
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- 最長切断寸法(4,000㎜)
- 切断板厚(0.6~6.5㎜)
- ロングサポートコンベヤー付
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- 最長切断寸法(2,500㎜)
- 切断板厚(0.6~6.5㎜)
- リターンショートコンベヤー付
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- 加圧能力(3,500kN)
- 対応長さ(最長4,100㎜)
- 対応板厚(0.6~32㎜)※長さによる
- OH(620㎜)
- 赤外線式デジプロ装備
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- 加圧能力(1,300kN)
- 対応長さ(最長3,000㎜)
- 対応板厚(0.6~22㎜)※長さによる
- OH(620㎜)
- 赤外線式デジプロ装備
- 角度センサー付
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- 加圧能力(500kN)
- 対応長さ(最長2,000㎜)
- OH(370㎜)
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- 間口(1,200×1,600㎜)
- 大型構造物、鋼板のブラストが可能
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- 最大動作範囲(2,006R)
- 腕旋回(±170°)
- クリーンキット付
- 自社内・溶接治具製作対応可能
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- 作業面積
(幅2,000×長さ4,000mm) - コラム門幅(2,550mm)
- ATC工具本数(50本)
- 作業面積
- ラフテレーンクレーンの基盤となる、フレームの製缶です。溶接熱影響を計算し、溶接ひずみを最小限に抑えてあります。
- 立体駐車場のメンテナンス用、プラットフォーム部品です。メッキ塗装各種対応致します。
- 板厚16㎜、油圧ショベルの削岩用アタッチメント部品です。精度±1㎜、機械加工部2/100以内で製作しております。
- 万が一、トラックと乗用車の衝突時に潜り込まないよう被害を最小限に抑える、重要な部品です。
- ミキサー車のコンクリートを積載するドラムを支え、骨格となるベースフレームです。